だいすき!!
そこまでされたらさすがにムカついた。

「うるさい!!あれは調子悪かったの!!!てか、航輔も勉強してないじゃんッ!!!」

「俺はちゃんと夜にやってますから」

「ホントかなぁ??航輔のお母さんが『いつもテレビ見て寝るんですよー』って言ってたけどなぁ??」

「・・・あのくそばばあ・・・」

航輔は小声で言った。
そんなこと言っちゃって・・・。

「俺だってちゃんとやってるから!!瑞稀だって俺に勝ちたかったらもっと頭良くなるんだな」

「・・・・・」

もぅ、いいや。
何はりあってんだか・・・。
だいたい、こんなやりとりしてたら進展なさそうだしなぁ。
チャララ~♪
携帯が鳴った。

「俺だ」

航輔は携帯を手に取ると険しい表情を見せた。

「ちょぃゴメン」

航輔は隅に行った。
誰からだろう・・・??
あたしは大人しくベンチに座っていた。



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