だいすき!!
数分して航輔が戻ってきた。

「誰から??」

気になったので聞いてみた。

「『美穂』から」

美穂とは航輔の彼女。
すっごくカワイい。
でも、ネコかぶってるけど・・・。

「なんて??」

あたしには全然関係のないのに聞いてしまう。

「別に・・・。会いたいって言われたから」

「会いに行くの??」

何か、あたしが彼女みたいだ。

「・・・行かないよ。メンドイし・・・」

「そっか・・・」

心の奥がスッキリしている。
よかった・・・。

「でも、彼女可哀想じゃない??」

・・・って、あたし何聞いてんだろッ!!

「・・・さっき別れた」

「・・・・えぇッ!??」

あたしはベンチから勢いよく立ち上がった。

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