【詩集】PM4:39
冬
雪は降らない
わかってる だから願わない
君は離れない
わかってる だから恐れない
僕らは時々
目の前のだれかを見失う
降り注ぐ雪の結晶 泪の雨
僕は君のそれを見たくないんだよ
マフラーに口元を埋める
君の真っ赤な頬
冷たい左手 暖かい右手
お願い、離れないで
凍える君を見たくないから
お願い、行かないで
君の居ない冬が痛いから
【きみなしじゃ、ぼくは】
「今年も雪は降らないな」
「…そうだね」
「来年は降るかもな、そしたら」
「無理だよ、降らない」
「え……」
「降っても、もう」
この後で彼氏が豹変するんだ。怖いなあ(*'∇`)←
彼氏は良いトコの坊っちゃんだと良い。
“君を愛してる”んじゃなくて、ホントの部分では“君を愛してる僕を愛してる”んです。
君が、君がって言いながら、結局は自分だった…ってコト。
結構あるよね。