【詩集】PM4:39
アリガトウ
『ガンバレ』
『大丈夫だよ』
適当に言葉を繕って
適度に破って貼りつけて
あんたに突き付けた
空間の中で独り
あんたは異質な『scrap』
ぶっ飛んでくる瓦礫に比べりゃ
俺の言葉すらあんたには
優しい残骸？
本物を見抜けないあんたへ
本当のscrapが
適度に適当な言葉を贈るよ
頼むからそんなモンに
アリガトウなんて言うな
【適当な俺の言葉に
そんな笑顔を向けないで】
「アリガトウ、キミの言葉だけが私の支え」
「…キミは悪くないよ。ボクがキミの味方」
「アリガトウ、アリガトウ、アリガトウ」
って、太陽が沈んでまた上れば、敵になってたり。それがコドモ社会。…オトナも一緒？
ウソツキを見破るのは難しいね、って話。
