Dear;You
「・・・・紗絢、ごめんな?」

「・・・・・ぁ・・・っ///」

もう恥ずかしくて
顔も合わせられないよ





「まだ・・・・話もしてないのに・・・・ごめんな?」




「・・・あッ・・ぁ、うん・・・」

「あの・・・・・聞いてくれるかな・・・?ちゃんと・・・話すから・・・・ッ」


「・・・・・ぅ、うん。」


「俺さ、」










「・・・俺、紗絢の事・・・」

あまりうまく纏まりきっていないようで、大河は少し考えた後、


「好きなんだ、お前のことが・・・・」

少し気弱にそう言った。


大河らしくないなあ、と返事を躊躇いつつ、


「・・・・・あたしだって大河がすきだよ・・・?」
とあたしは言った。



風で髪が揺れる。
纏わってくる髪を手で払う。


何故か・・・涙が溢れる









なんで・・・・
なんで・・・・

泣きたいのはきっと
大河の方なのに・・・・


あたし・・・
弱いのかな
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