Dear;You

「大河・・・・話って、なにかな・・・・?」


「・・・・俺さ、・・・なんか」

「・・・」


「紗絢の理想にあってるかな、って・・・ちゃんと、紗絢を幸せにできてるかな、って・・・」


「・・・不安なの?」


「・・・ぅ、・・うん」


「心配とかしないで?・・・・あたし、大河の事大好きで、どんな大河も、だーいすきだから」


「・・・・ぁりがと」


「・・・あたしのほおこそ、不安だな・・・」


「紗絢は自慢の彼女だよ♪」


「え・・・ッ?」


「可愛くて、元気で、頼れて、馬鹿で、でもしっかり者で・・・・俺の事、思ってくれて・・・・すぐ泣いて・・・でもちょっとした事で笑って、・・・・」


そう言った後、大河は不器用に笑ってみせた。


「・・・大河・・・ッ」


「・・・・だいすきだよ・・・紗絢・・・っ」


そう言って大河はあたしを抱きしめた。


「あたしも、だいすきだよ」


伝わる、温もり、
手の平、すべてが










愛しいよ
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