カミレンジャーセカンド!
「それだけで、宇宙とか言い出したらさ・・・」
「いいけど、あんたら饅頭一つで話引っ張るのやめて。」
この発言は、カミレンピンクこと桃井泉美さん。
相変わらず右手に焼酎、左手にビールとフル装備だ。
ここに勤めだして、早一年以上。
・・・・・・いまだ青山は彼女のシラフ状態を知らない。
「そうよ!今は饅頭よりも大事な話をしているのだから!」
叫んだのは隊長こと、隊長。
本名も一応第一話に出てきたような気がするが、作者自身が覚えていないと理由でなくなったわれらが隊長様である。
「そうだぞ!宇宙の侵略とかに我々が出動とか、我々は本気でピンチな状況に陥ってるのだぞ!」
答えたのは、隊長ではないけど『リーダー』という、不思議なポジションのカミレンレッド。
相変わらず、毎日プロテイン飲んでますって身体がすごい。
・・・・・・っていうか、やっぱりレッドもそう思ってるのね。
「いや、だから普通に無理とか言っちゃえばいいんじゃないですか?」
どう考えても、自衛隊が勝てなかった宇宙人にお茶の間戦隊が勝てるとは思えない。
「それがねぇ、そうもいかないのよね~。」
隊長が青山の言葉を聞いてう~んとうなる。
それに対して嫌な汗が流れたのは、青山の長年のツッコミ経験によるもの。
何をした・・・隊長・・・。