胸きゅん彼氏


男子トイレに着くまであたし達は無言だった。

…さっきの言葉に怒ってしまったのだろうか。

でもいくら平凡だからって言う事ないよね?

だから言われて当然だいッ。


ふと王子様と目が合う。

ありす「なっ何?」

王子様「気に入った」

ぐいっ!

ありす「へ…っ」

腕を掴まれ、無理やり男子トイレに連れて行かれる。

ありす「ちょっ、ちょっと!あたし女の子なんですけどッ!」

王子様「うるさい。だまれ」

ありす「(°Д°)!?」

王子様なんかじゃないぞ!コイツ。

バン!

個室に無理やり押し入れられた。

ありす「どど、どうゆうつもり?」


や、やばい。
心臓のドキドキメーターがMAXを振り切っている!

こんな時なのに何ときめいてんだよバカー!
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