あじゃあじゃラブリー
「単刀直入に聞いていいですか？」

「あ・・・・ああ」

「ヨシキさんと浅香さんはどういう関係ですか？」

「俺と浅香・・・・かぁ？」

「ええ・・・・」

「それ聞いて　どうするんだよ。」

「どうするって・・・・」

返事に詰まって　旬がうつむいた。

「心配か？あいつの心の中に俺がいるかいないか・・・・」

「もてるから・・・・彼女・・・・」

「そうかぁ？」

「だって　今だって　俺が行かないって　電話したら　ヨシキさんの所に
　泣きの入ったメールよこしたじゃないですか・・・・」

「呼ぼうか？ここへ・・・・」

「やめてくださいよ・・・・」

「俺は　あいつのこと　好きだよ。大好きだ。口説きもしたさ。
　あいつも　たぶん　俺のことは好きだと思うよ。」

「そうですか・・・・」

少し肩を落として旬がつぶやいた。

「でもさ・・・男と女って感情とは微妙に違うらしい・・・
　俺のことは恋愛対象になってないようだしな。」

「でも、男と女・・・・・ですよね。」

「確かに・・・・俺は男だし、浅香は女だろうな・・・・・
　おじさん！！ビールお代わり！」
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