あじゃあじゃラブリー

「えっ・・・・じゃぁ・・・・今　ヨシキさんに飲もう？泣きメールを入れて・・・」

「多分　家で一人飲んで････今頃べろべろじゃないのか？」

「まずくないですか？それって・・・・」

「死にゃしないでしょう。」

「俺････帰ります。」

「いいんかぃ？今帰ったら　うだまかれるぞ・・・・半端じゃないからな・・・
　俺なら行かない。俺と浅香はそういう間柄だ。」

「俺･･･帰ります。」

「うん。その判断は正しいかもな。」

ヨシキがそう言って笑った。



案の定・・・・


ヨシキの推測どおり････


部屋の鍵もかけないで　由真は　ウィスキーをストレートで飲みまくつたのか・・・


ベロベロになっていた。

「ねぇ・・・・大丈夫？」

机にうっぷしていた　由真の背中を軽く　旬が叩いた。

と・・・由真が顔を上げた。真っ赤になった顔・・・・

そして　目は・・・・・しっかり据わっちゃってるよ・・・・

「ああ？！これはこれは　有名俳優の　大出旬さん。なんでまた　あなたが
　私のお家にいらっしたのかなぁ～～～～？！うれしいねぇ～～まっ！！一杯
　一緒にいかがぁ～～？ロック？ストレート？あれ？ごめん　ウィスキーが空？
　買ってこなくちゃぁ～～」


立ち上がった　足がふらついて　よろめいた。

「飲みすぎだよ。」

「過ぎてない！！あっ～～でも、買ってきてよ。まだ　飲めるから！！」

「酒癖の悪い女は嫌われるよ。」

「あたしの事？」

「そうだよ。それに　明日は仕事なのに　完璧２日酔いだよ。」

「明日････仕事？ああ・・・今度は　どんな役ですか。大出旬様！！」

「酒癖の悪い女をなだめる　ホストの役・・・・かな？」

「ホスト・・・・う～～ん　あんた　男前だから　ピッたしの役だわ」

そういって　由真が　俺の目の前に　人差し指を立てた。

「じゃぁ・・・由真さんの役は？どんな役ですか？」

「あたしぃ～～～？？？う～～ん　あたしかぃ～～～！！そうだねぇ～
　あたしはぁ　そのホストに介抱される　酒癖の悪い女役がいいねぇ～」

「はいはい・・・」【酒に飲まれて充分　素直になってるよ】