あじゃあじゃラブリー
「マスコミに見つかったら 大変だよ・・・・それこそ
 連れが二日酔いの女じゃさ・・・ろくな事書かれないよ。
 それこそ あんたの 身上がかなり悪くなるじゃん。」

「おお。それは言えてるな。はい。インスタントだけど・・・・今度 珈琲は
 レギュラーにしようよ。道具買ってくるからさ。」

そう言いながら 旬が珈琲に入ったマグカップを差し出した。

「ありがと・・・・」

あいつの入れたくれた珈琲はインスタントとは思えないくらい美味しく感じた。

「おいしい」

「そう?それはよかった。」

そう言った あいつの横顔・・・・

思わず私は 赤くなってうつむいていた。

「どうする?スパ・・・俺も行きたいんだ。服は脱いだけど 誰かさんの
 強烈でさ。」

「ごめんなさい・・・・じゃあ、こうしよう。私は 家のシャワー浴びるから
 あんたは スパ行って来て・・・・」

「じゃぁ、俺は今から お湯張って ここの風呂へ入る。」

「えっ・・・・」

「半日 ここで いいことして過ごそう?」

「なによ・・・・いい事って・・・・・」

「男と女がいれば・・・・」

「ちょっと・・・・・あんたの頭にはそれしかないわけ?るみなの思想
 思い切り 受け継いじゃったんじゃないの?」

「馬鹿いうなよ。」

「言ってるじゃん。まだ、検査結果出てないでしょ?やってらんない。
 私、シャワー浴びてくる。」

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