あじゃあじゃラブリー
ああ・・最悪だ・・・

酔った勢いで 何もなかった?とはいうものの ヨシキと同じベッドで寝ちゃうし・・・

一緒に寝なくちゃいけなかった あいつには マジで振られるし・・・・

うううヴヴヴ・・・・・

こんな最悪な 日曜日は 何して過ごせばいいんだろう・・・・

大暴走したついでだから 遊園地にでも行って 絶叫マシーンに乗りまくろう!!

私の足は 遊園地へと向かっていた。

一方 古い朝刊の記事で 由真に誤解されたままの 旬・・・・

アパートにやってきてはみたものの 由真不在。

どうしたものかと 思案している所へ ヨシキがやってきた。

「なんだよ。あいつに何か用なのか?」

少しヨシキがぶっきらぼうに言葉をぶつけた。

「ああ・・・ちょっと・・・・」

「お前の事 あいつが好きだと思ったから 俺は身を引こうと思ったが、
 昨日のあいつの姿を見ていたら 俺は 身を引く事もないような気がしてるよ。」

「あいつと一緒だったのか?」

「ああ・・・つい 今しがたまで ホテルでな。」

ヨシキはわざと ホテルという言葉を強調した。 旬の反応が見たかった。

「ホテル・・・・」感情を押し殺すように旬の声のトーンが下がった。

「ああ。」

「そうか・・・・」

「おまえ・・・あいつの気持ちを弄ぶなら あいつから離れろ。
 あいつは お前とは違って 一般人だ。おまえのように 
 もてないし、おまえのように ホスト的な奴には 向かない
 一途な分 傷ついて かわいそうでみてらんねぇ。」

「俺は・・・・」

朝刊記事を読んで 涙を溜めて去っていった 由真の姿が頭をよぎって

返す言葉に詰まった・・・・・


別れた方がいいのか・・・・

そんな気持ちが一瞬心をよぎっていった。

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