あじゃあじゃラブリー
男2人が そんな会話をしてる頃 由真は 辛い気持ちを吹き飛ばそうと

絶叫マシーンに一人乗りまくっていた。


25の女が同伴者も連れないで 一人絶叫マシーンに乗る姿はわびしい・・・・

あまりの わびしさに結構目立つ・・・・


でも、でもでも。。。。今の由真にはそんなこと関係なかった。

でも・・・・いくら 絶叫しても 心にあいた穴には 容赦なく隙間風が流れ込んだ。

【馬鹿だよね・・・・あたし・・・・いい加減辞めよう。】

乗れば乗るほど むなしさだけはこみ上げてくる・・・・


由真は遊園地を出て 次に 携帯ショップに入った。


そして思いついたように 携帯を新規契約に変えた。

これで ヨシキとも 大出 旬とも 連絡は取れない。


そして・・・いつもの行きつけの 美容院へ行く・・・


元気のいい 先生が明るい声で言った「どうする??」


「イメチェンしたいんだけど・・・・・」


「そうかぁ~~やっと その中途半端な セミロングをばっさりする気になったね」

「中途半端・・・・」

【そりゃ 確かに 中途半端だったけどさ・・・・完璧ロングするには
 中途半端は 通過点だろうが!!】

そんな 風に思ってため息をついた私を見て 女店長が 豪快に笑っていった。

「いちゃぇ いっちゃえ!!」

「えっ???行くって・・・どこへ・・・・」

「大胆に」

「あっ~~~~~~~~~~!!」

【(ノ I `。) ウゥ・・・せ・・・せっかく ここまで 伸ばした髪を こうも
 簡単にしかも 大胆にいくぅ????!!」


「いきましたよ。 この髪 カットの練習用にいただくわね。」


・・・って・・・・・既に15cmくらいの髪の毛の束が先生の手の中にあった。


【ち~~~~~~ん・・・・ご愁傷様でした。】

なんだかんだ 言って抵抗する私の髪型を先生は大胆にショートヘアーにした。


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