あじゃあじゃラブリー
ここまで すれば 何かが 変わるだろう なんて 淡い期待を抱いて 家路につく 自宅に戻ると 駐車場に ヨシキの車、 と 中にいた ヨシキが 私に気がついて 降りてきた。 「髪切ったのかよ いかすじゃん」

「そう?」

「あいつ 来てたけど」

「えっ? まだいる?」

「いや 仕事の時間だからって さっき 帰っていったよ」

「そっか」

「お前達 うまくいってるのか?」

「そんなの ヨシキには関係ないじゃん!」

「あるよ! 俺は おまえの事が 好きだっていったよな! お前のこと マジで 好きだから お前の気持ちを尊重して 身を引いたんたぞ! そのせいで お前が 昨日みたいに つらそうなら 俺が 身を引いた意味がないだろ! 俺 嫌なんだ。そういう無駄なことがさ」

ふだん自分の 感情をあまり 押し付けることのない ヨシキが 珍しく 私に 自分の感情をぶつけてきた。


「ごめん… 今は 自分の気持ちでめいいっぱいなんだよ ヨシキの気持ちに付き合っていられないからさ 今日は 帰ってくれないかな。」

そう ヨシキに返すと 私は 重たい足を引きずりながら 部屋に入った

ベッドに 倒れ込んだとたん 自分の気持ちとは関係なく 涙がでた

涙腺が壊れたか 感情のコントローラーが壊れたか…
こういう時は 無理はしないのが一番…

ナチュラルに涙が枯れるまで 泣いてみるのも手なのかもしれない


泣いて・・・・いつの間にか寝いってしまったのか・・・・


あたりが暗くなっていた。

チャイムの鳴る音がした。。。。

【たぶん・・・・あいつだ・・・・】

電気がついていないのをいい事に 居留守をつかう・・・・・

ベッドの中で息を殺してじっとしていた。


「由真ちゃん?留守?」


 【えっ・・・・・あの声は あっこさん?】
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