あじゃあじゃラブリー
一方 由真の方はというと・・・

仕事を終えて さて 帰ろうと支度をしていると所へ ヨシキが息を切らして飛び込んできた。

「外にいるぜ。カンのいい パパラッチ数名。」

「えぇぇ???」

「まっ、俺に任せておけって。俺にあわせるんだぞ。いいなぁ!!」

「う・・・・うん・・・・」

「じゃぁいけ!!」

「い・・・・行けって・・・・・あたし 一人で?」

「そう。いいいから 行けって!!」

ヨシキに言われて仕方なく外へ一人で出て行く・・・・

カメラのフラッシュがたかれた・・・・

「な・・・なにするんですか?」

「あんた 大出 旬 彼女だろ?」

「えっ・・・・・ええ??」

【おい!!ヨシキ あたしゃなんて答えればいいんだ?】

ヨシキが会社から出てきた。

「お~~い 行くぞ!!って・・・・そちら どなた?」

そう ヨシキに言われた男が名刺を差し出した。

名刺を見ながら ヨシキが男に聞いた。

「で・・・・スターフライデーさんが 俺の婚約者に何の御用です?」

【えっ・・・・・は・・・・はぃ?いつの間に あんたの 婚約者なんだよ】

「えっ?彼女は 大出 旬の恋人でしょ? そんな みえすいた影武者しても
 わかりますよ。」

「朝刊でしょ?由真、だから 言ったろ!追っかけもほどほどにしないと
 痛い目にあうってさ。どうすんだよ・・・・あの 大出 旬は俺のマブダチ
 なんですよ。いつも 俺 奴とつるんでいたからさ、こいつも 自然に
 つるむ事が多くなってね。あの日も 旬に誘われて スタジオに行ったんですよ」

「それじゃ、大出旬の彼女のご存知で?」

「さぁ~?知ってても言わないですがね。」

「ふん・・・彼に横恋慕されてんじゃないんですか?」

「おお。それは それでおもしろいじゃないですか」

 そういって ヨシキが豪快に笑った。
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