あじゃあじゃラブリー
1日の仕事をこなして 駐車場に向かう。

ヨシキが タイムカードを押した私の後をあわてて追っかけてきた。

「さっきの話の続きしないか?」

「続き?なんの?続きなんてなかろうが・・・・」

「んじゃ、俺と付き合ってくれる気になったわけ?」

「ぶっぶっぶぅ~~~~なりません。」

病院によって帰らんといけないのよ・・・・君のお戯れに付き合っている暇はない。

「ごめんね 寄らないといけないところがあるの。今日は付き合えない。」

「今日だけ?」

「明日も。」

「あさっても?」

「イエェ~~~~ス。諦めて。」

「俺 しつこいんだぁ~」

「ストーカーの素質・・・あり?」

「あるかも!!」

「こわいこわい!!」

「由真ちゃ~~ん」

「キモイ!!」

「そっか・・・キモイか・・・・仕方ない今日は 引き下がろう。」

「ずっと 引き下がってて!」そういうと 私は車に乗り込んだ。

ヨシキが 窓をコンコンと軽く叩いた。

「なに・・・」

「どこに寄るの?」

「病院。」

「えっ???浅香 どこか 調子悪いん?」

「ちょっとね。」

「大丈夫か?」

「あたしじゃないよ。知人が入院してるの!!」

「彼氏?恋人?」

「両方外れ!!それじゃね!!」

うざい・・・・ヨシキのしつこい聴衆にうんざりして車を出した。 

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