あじゃあじゃラブリー
「わかったよ。彼氏がいるんじゃ 簡単には 落城しないよね・・・・」

「は・・・・はぃ????」

【私に いつ 彼氏ができたんだ???誰のことを言ってる???あっ・・・
 私が 頑なだから 彼氏がいるとおもっているんだねぇ・・・】

「それとも・・・フリー?」
【普通 彼氏がいても そう簡単には います。とは
いわないよな・・・・俺だって、言わないもんな・・・・】

「フリーだよ。」

「もしかして あちら系?とか・・・・」

「えっ・・・・・あちら系??? えぇ???ぶははは・・・・・
 博愛主義者なのは 認めるけどね・・・同じカラーは・・・・」

「じゃぁ、いいじゃん。入院中かなり 迷惑かけちゃったから・・・
 これから 夕飯でも食べに行かない?」

「潰瘍の方は よくなったの?」

「あたりまえじゃないですか。 俺 若いんですよ そこらに転がってる
 中年オヤジと一緒にしないでくれますか?」

「私とご飯たべたら かかるよぉ~~~グルメだからぁ~~」

「えっ?あの・・・・大食いとグルメって違うと思うけど・・・・」

「いづれにせよ、仕事もしてない 売れない俳優さんが 私と食事なんて
 無謀です。また 警察にご厄介はごめんですから・・・・」

「やだなぁ・・・俺ほど 慎重な奴いないよ。ちゃんと 次の仕事だって
入っているよ。来週から始まる 新番組の 主・役!! 今日だって
ちゃんと 収録済ませてから来たんだよ。大題的に テレビでも宣伝してるのに・・・
見てない?」

【忙しくて 趣味の 韓流物以外 受け付けないの!!】

「そうなんだ!!そりゃ お仕事はいって よかったじゃん!!それこそ
 庶民とご飯なんてしてたら やばいでしょ~~が。」

「そうなんだよなぁ・・・・・今度のドラマが当たったりしたら・・・・
 俺 マジで あんたと飯食っていられなくなる・・・・だからさ・・・
 お願い!!俺の最後のお願いだと思って 今夜は飯、一緒に食ってくんない?」

哀願するような しぐさとまなざしで あいつが言った。

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