あじゃあじゃラブリー
【誰だよ・・・・今度は・・・・】

おそる おそる 近づいていくと・・・・

そこにいたのは・・・・泥酔状態の ヨシキ。

【なんだよ・・・・今度は ヨシキかぃ・・・・】

私の気配を感じたのか ヨシキが 私の方を見た。

「おっす!!」

「オッすじゃなかろうが!! そんなに 酔っ払って 女一人暮らしの
 部屋に奇襲攻撃かけるなんて 最低だぞ!!」

「きしゅう?・・・・俺は 梅?」

【は・・・・はぁ???なんだよ。 おまえは 酔うと 梅になるのか?あっ・・・
 きしゅうに 引っ掛けた シャレかよ・・・・さむい シャレだわ・・・】


「そこ どいて。 あんたが 荷物みたいに そこに 置かれてちゃ ドアが
 開かないじゃん。」

「どくよ・・・どくから お水いっぱい くれよ」
          よろよろと ヨシキが立ち上がった。

「男は 入れないことにしてるの。」

冷たくシャットアウト・・・・

「冷たいよなぁ・・・・」

「冷たくて 結構。冷たい方が酔いもさめるでしょ?」

そう 言い放って 部屋に入ろうとした私の背後でヨシキがつぶやいた。

「あの 男のせい?」

は・・・・はぃ????あの男って誰??

大出 旬の事を言ってるとは思わずに 私は ヨシキを置き去りにしたまま

部屋に消えた


< 39 / 150 >

この作品をシェア

pagetop