あじゃあじゃラブリー
「あっ・・・・はいはい・・・あれ? でも 先客さんは?」

「そういえば いないわね。」

「お宅のベッドの中とか・・・」

「くだらない 冗談いってると ぶっころすよ!」

「飲みすぎたかな・・・・頭が痛い・・・・コーヒーでもいれてくれない?」

「家はホテルじゃねぇ~~~っつうの。」

「いいじゃん。どうせ 朝は飲むんでしょ?」

「勝手に決めるな。」

「飲んだら帰るから・・・・」

「インスタントしかないよ。」

「贅沢いいません。」

「充分 贅沢こえてるだろうが・・・・」

ぶつぶつ いいながら キッチンでコーヒーを入れる私の背後で

あいつがおもむろに切り出した。

「昨日・・・・相談があるっていったろ・・・・」

「そうね。」

「悩んでいるんだ・・・・」

「いいじゃない? みんな 悩んで大きくなるそうだシィ?」

「あんたは なさそうだね・・・・悩み・・・」

「ごろごろ あるわ。」

「で・・・・大きくなった・・・・」

「馬鹿いってないで。はい、コーヒー。飲んだら帰ってね。」

「乗ってくれない?」

「高いわよ!!私に悩み相談すると バッチリ★解決するからね。」
< 44 / 150 >

この作品をシェア

pagetop