あじゃあじゃラブリー
「いますよ。」

【おい・・・・なんだ いるんじゃん 爽やかな笑顔で答えたりして。・・・って・・】

他人事のように 受け流してるよ・・・・自分。

「ファンの方が 焼もちやきますね。どんな人ですか。」

「そうですね・・・女らしくはないですね。」

「女らしい人は タイプじゃないんですか?」

「いや・・・・そういうわけじゃないですが・・・・たまたま 好きになった人は
 そうじゃなかったというだけで・・・・・」

「じゃぁ、家庭的では・・・・」

「全然 無いと思いますよ。」

「どういうところで そう思ったんですか?」

「そうですね・・・僕の事 拾得物で届けるような奴です。」

「えっ?」

「ふ・・・女性的な人なら まず 前後不覚になるまで大酒飲んで 男の事
 拾得物だなんて 言って警察にとどけたりしないでしょ?」

「まぁ・・・・確かに・・・ねぇ・・・」

【そんな奴がすきだって・・・お前も変わっているね・・・って あたしの事かい!!】

確かに 家庭的には・・・・みえないかも・・・・

って・・・・・女性的じゃないって・・・・

おまえ 公共の面前でさ・・・・・言ってくれるねぇ~。

先程のおっかけさんが マスターから私のランチを預かってやってきた。

【おい・・・・そこまでやるかぃ・・・・どんだけよ・・・・】


ランチをテーブルに置くと 突撃記者かよ・・・おまえは!!といいたくなるような
鋭い質問をいきなりしてきた。

「あなたが 旬の恋人?」

「は・・・・・はぁ?」

 フリーズ。

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