あじゃあじゃラブリー
それが証拠に マスターとも顔見知りだったようだ。

なんと 運が悪い・・・・

そこへ 数人のおばちゃん軍団が・・・・

当たり前のお知り合い風に あいつと私の座ってる席へやってきた。

「旬ちゃん 今から ご飯?」

「ええ。」

「さっき ワイドできいたわよ~~。そちらが 彼女?」

「に 見えます?」

「う~~ん。」

「確かに 女性らしいとはいえないタイプだけど・・・・」

【う・・・・・うるさいわぃ!! あんたらに 言われたくないわぃ!!】

「あはは。違いますよ。」

【えっ・・・・えぇぇ??? 違う?!!今 違うっていったよね。】

「よねぇ~~~。いくら 旬が個性的でも これじゃねぇ~~~。」

「なんか 安心した。」

「そうですか?」

ランチを運んできた 女が言った。

「でも 知り合いなんでしょ?ラーメン屋のオヤジがいってたけど・・・・」

「行きましたかぁ??あの ラーメン屋さん うまいですよね。」

「あっ!!やっぱり 行ったんですね。も~あのオヤジ ちゃっかり
 旬と写真に収まって悔しいったらない!!」

「写真ぐらい、いくらでも 一緒に納まりますよ。」

そう言って あいつが笑った。

【ばかだねぇ~~飯なんて食っていられなくなるよ】

案の定 おば様方 ここぞとばかり バッグから携帯を取り出したよ。

写メ攻撃のはじまり。はじまりぃ!!

おば様方・・・旬チャン写メ取り放題で 私なんて蚊帳の外。

貴重な 午後の有休のひととき 邪魔をされてはたまりませぬ。

私はさっさと ランチを平らげるとあいつを残して外へ出た。



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