あじゃあじゃラブリー
あいつの言葉を無視して 私はゲームセンターを後にした。


夕飯の材料を買い込んで 車に戻る・・・

スーパーに入る前に後部座席に仲良く座らせたミッキーとミニィーが目に入った。

『いいなぁ・・・お前は』そうつぶやいた あいつの姿を思い出した。

【ぶんぶん!!私はからかわれてるだけ!!】そう自分に言い聞かせた。


今夜は チャプチェ~~~!!

シンプルそうに見えるけど 結構手間がかかるんだよなぁ~~~

と料理に取り掛かろうとしていると携帯がなった。

着信・・・知らない番号だけど・・・・・だれ????

恐る恐る出てみる・・・・

「もしもし!!あたしよ あたし!!」

アッコねーさん???

「アッコねーさん?」

「ビンゴ!!」

「何で私の携帯番号をって・・・・・そうか・・・病院にあいつがいる時
 教えてあったんだもんね。」

「それも ビンゴ!!」

「で???何の用???」

「大出 旬の事なんだけど・・・・」

「私には 関係ないでしょ?」

「個人情報に触れるから 本当は言っちゃいけない事なんだけど・・・・
 私は彼のファンだし、このまま彼が終わっちゃうの もったいなさすぎるから
 あえて あなたにお願いしたいと思って電話したの。」

「なに?」

「電話じゃなんだから・・・時間作ってくれないかな・・・・今から
 由真ちゃんの所にお邪魔してもいいかな?」

なんか 深刻そうな お話????

気は向かなかったけど、了解して私は電話をきった。
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