あじゃあじゃラブリー
ヨシキと別れてから 私は あいつの担当ドクターに会いに行った。


ちょうど 彼は病院内の食堂で夕飯を食べていた。

「あ・・・あの・・・・」

「おお!!どうした?心の準備できたか?」

そういった 彼の口からご飯粒がとんだ。

「あっ・・・わりぃ!!」

そういうと ドクターは そんな事気にするでもなく とんだご飯粒を拾って口にした。

【えっ・・・・・テーブルの上とはいい・・・・反射的に食っちゃうのかよ・・・・】


「あっ・・・・あの・・・骨髄移植のことなんですが・・・・」

「する気になった?」

「痛いですか?」

「全身麻酔するから 痛くないよ。」

「ま・・・麻酔するんですか?なんか 怖いな・・・・・」

「大丈夫俺が 全工程 責任持つから。」

「えっ・・・・」【余計心配だよ】

「万が一・・・」

「万が一?」

「そんなことがあったら 俺が責任とりますよ。」

【どんな 責任じゃ・・・・】

そんな風に思いながら 怪訝そうな顔をした 私にこれまたドクターが
告げてくれた言葉は想定外だった。。。。


「一生俺が 君の面倒みるし。どう?悪い話じゃないだろ?」

「は・・・・・はぃ???」
【冗談言ってるんか?からかっとるんかぁ!!真意がつかめねよ!】

「あの・・・・ドクター?骨髄移植のドナーが女性だと端から
 こんな冗談飛ばしているんじゃぁ・・・・」

「気にいったぁ!!」

私の質問には答えず ドクターは笑いながら言った。

「えっ?★」

「はじめてだよ、そういう 切り替えししてきた 女。」

【少し イケメンなドクターさんだからって・・・・ナルシーして
 女くどいテンじゃねぇ~よ】













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