あじゃあじゃラブリー
そう 突っ込んだ所へ 旬の担当ドクターが通りかかった。

「おっ!!少しは気分よくなったかな?」

「あっ・・・・はい・・・・」

「彼女くどいてるのかぁ~~^だったら俺も仲間に加えてもらえないかな!!」

【な・・・・何を また 抜かしてるん・・・・】

ドクターの言葉に 反応した あいつが驚いたまなざしで私を見た。

そんな事お構いなしのドクター あいつを挑発するように言葉を重ねた。

「俺も 口説いてみたんだけどねぇ~~ いや。口説くなんて下品な言葉いかんね。
 求愛した。」

「あの・・・ドクター?」

彼の暴走を止めようと 口を挟んだ私に ドクターが言い返した。

「俺との結婚了解する気になってくれた?」

「は・・・・はぁ???」

ドクターの暴走に拍車がかかってしまった。

あいつをみると 暗い表情で紙コップを見つめている。

「ちょ・・・・ちょっと・・・・・」

私の言葉にあいつが痛々しいほど 穏やかな微笑を向けた。

【そんな 笑顔見せないでよ・・・・】

「俺、部屋に戻るわ・・・・」

「じゃぁ 私も・・・・」

そう言って あいつを支えながら立ち上がろうとした 私の腕を静かに解きながら

あいつがいった。

「いいよ・・・一人で戻れるから・・・・」

そう言って 歩きかけたあいつの背中に向けてドクターが言った。

「お前の 彼女に対する思いって その程度のものなのか?
 なら、俺は本気になるが・・・・」

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