あじゃあじゃラブリー
由真が帰った 病室でひとり旬が物思いにふけっていると 瀬川が回診でやってきた。

「あれ? 彼女は?」

「帰りました。」

「ふ~ん そうか。残念」

「彼女の顔みにきたんですか?」

「まぁな・・・回診は 口実だ。いい女だよな。彼女 久々のヒットだ。」

「ふ・・・口説きにきた?」

「えっ? あれ?彼女何も言ってなかった?求婚したんだけど?」

「返事待ちですか。」

「まぁね。」

「ドクターの名前すら 知らなかったようですけど?」

「そうか。そんなの問題じゃなかろ?名前なんて いずれわかる。」

「相当な自信ですね。」

「あはは そりゃそうさ。俺、ナルシストだもん。でもさ、俺の感性がビンゴ~って
 叫んでも どうも 彼女のビンゴは他にいそうだ。」

「そうですか。」

「あれ?イケメン俳優君 君じゃなかったのかな?まっ!!君だったら
 俺 楽勝だったかぁ~~」

「そうですかね・・・」

「おっ?!ちょっと 自信の方さきほどよりバージョンUPしたかな?
 何かいい事 言われた?」

「別に・・・ただ 病気を治せといわれましたけどね・・・」

「軒並みの言葉だねぇ~」

「ですね。」

「で?治す気になった?」

「完治しない 病気だって聞いてますが・・・・」



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