あじゃあじゃラブリー
「イケメン君 完治したら 俺との事も考えてほしいなぁ~~」

「毎日一緒に菓子食う事をですか?」

「好きだよ そういう 天然なボケ具合。」

「お褒めいただき ありがとうございます。」

「なんか 君と話してると 転職してもよさそうだ。」

「ドクターが 何に転職するんです?」

「君と組んで漫才。」

「検討しておきます。」

「で?いつ OK?」

「な・・・なにがです?」
 【こういう奴にうかつにOKだしたりしたら後が怖いからね・・・・】

「慎重だね~~~手術のほうだよ。」

「手術限定でいつでも OKです!!」

「ほ~~限定してきたね。 わかったよ。早い方がいいから 
 今月中になんとかするから覚悟しておいてね。」

【なんの覚悟だよ。】

そんな風におもいながら 電話をきった。

そう・・・今月中に何とかすると言うのは あいつに適した骨髄かの検査。

【そりゃそうだ・・・・ただ 無駄に移植してほしくないしね・・・・
 しかし・・・なに?検査するにも結構 時間とお金がかかるのね・・・
 こりゃさ、時間と暇と健康をもてあましてる金持ちの道楽だよ。
 こんなに時間取られたら、私のような 貧乏人はとてもじゃないが
 協力できないよ。しかし・・・移植にOKサイン出したけど、私が
 なんでここまで???マジ・・・あの日・・・あの「拾得物」から
 すべてが始まってるよね・・・・】

検査の結果は 瀬川の眼力を認める結果だった・・・・

【そうだよ!!これで、他の方に適用できますが・・・・なんてほざかれたら
 完璧 移植はNG!!私の貴重な時間を返せと吼えていたかもしれない・・・】
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