あじゃあじゃラブリー
【おい・・・・私は フカヒレかよ・・・・金華ハムかよ・・・・ツバメの巣かよ・・・でも、こんな風に笑顔が戻ってよかったよ・・・・・】

「ねぇ・・・・」

「うん?」

「凄く 心配かけちゃったようだね・・・・」

「そうだよ。」

「お礼がしたいんだけど・・・・」

「高級と名のつくものだけは ごめんだからね!!」
【それこそ、あの・・・・あの・・・イタリアン・・・あれは・・・勘弁だ】

「えっ???困ったなぁ~~」

「リクエストしていい?」

「えっ?欲しいものあるの?」

「・・・・・うん・・・・」

「何?」

「この前 ひまわりの花束についていた 本体は・・・・賞味期限切れ?」

「あ・・・・ああ・・・・あれ・・切れてはないけど・・・・
 お勧めできないなぁ・・・」

「そうか・・・・」【何故か かなりガッカリ・・・・】

「バージョンUPしたの用意するよ。」

「えぇぇ?本当?」

「本当。だから もう少しだけ 待っててくれる?」

「待つの好きじゃないけど・・・・」

そう言った私を見て あいつが 微笑んだ。

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