あじゃあじゃラブリー
仕事もなんとか クビにならず 私は退院して 職場復帰を果たした。


あいつは 私の骨髄が妙に適合したのか 数ヵ月後 完璧 病気を克服した

でも、人気商売?

あの人は今・・・・状態にならない限りは 少し体調がよくなってきたあいつには

熱烈なファンやマスコミが連日連夜ついて回っていた。

私は あいつと違って 一般人。

そう・・・・一歩引けば・・・・彼を愛してやまない ミーハーなファンと立場は
一緒・・・・・

一緒なんだ!!そう言い聞かせて 彼に迷惑をかけてもいけないという

妙な遠慮も手伝って 仕事に没頭した。

そんな 私を見て事情をよく知ってるヨシキだけは心配してくれた。

「おい・・・浅香、無理してないかぁ?」

「何が?」

「おまえ 好きなんだろ? 大出旬の事・・・・」

「好きよ!!」

「あいつも 好きなんだろ? 会いに行ってやらなくていいのかよ・・・
 寂しがってるんじゃないのか?」

「ミーハーなファンしていられるほど 暇じゃないでしょ?
 1ヶ月近く休んだしわ寄せが・・・数ヶ月たった今も 伸びないんだから。」

「しわが伸びない?ぶはは・・・・」

「笑う所じゃなかろうが・・・・」

「今日 退院なんだろ?朝のワイドショーでやってたじゃん」

「朝は・・・ぎりまで寝ててみてないの。」

【嘘です・・・・早起きして 見ました・・・・】

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