days
「あっ、ごめぇん♪」
莉奈が男子にぶつかってしまった。
男子のペンポーチと教科書、ノートが廊下に落ちる。
それと共に男子の顔は真っ赤だ。
内心恥ずかしくてたまらないんだろう。
莉奈は何もなかったかのように、
「柚季行くよ~?」
と言っている。
「無神経な莉奈!」
「は!?」
私は男子のペンポーチを拾った。
「はい、莉奈がごめん」
もちろん男子はビックリした顔だ。
「あー、ありがとう」
クスッと下からのアングルで笑って小悪魔&クールを演じる私。