私があなたであなたが私!?
ちっちゃな鳥居の先には怪しいダンボールが!
中にはどうやら猫が入っているみたいでミャーミャーと可愛らしく鳴いている。
どうやら子猫のようだ。
でも私が目に止まったのはそのことじゃなかった。
「大丈夫か〜?」
とダンボールの中にいる子猫をなでながら彼は言った。
私はそのあまりにカッコいいその顔に目を奪われた。
イケメン!!
すらっとした身長で顔立ちは整ってる。
大人っぽいその彼は大学生、高校生あたりに見えた。
私は一瞬で心を奪われてしまった!
なんか言ってるそばからこんな出会いがあるなんて!
私は名も知らないその彼を見つめながら一人、感動してた。
もしや
う、運命!?
いやいや、落ち着け!
千夏ぅー!!!!
現実を見ないと!
こんなかっこいい人が私を見てくれるわけがないんだからー!