私があなたであなたが私!?




「う、わ」



ボールはマヌケな声を出した柊 優の顔面に、直撃。



「ひ、柊さーん」



ボールを投げた智子が怯えたように柊の所へ駆ける。



おっほっほ。これはこれでいい感じだわ。



ニヤッと笑った。



もしかしたら瑠璃、悪役女優とか向いてるかもしれないわ!



「ご、ごめんなさい!大丈夫?」



そんな事を考えてる中、智子は必死に柊に謝っていた。



「…はい」



力のない声で柊は返事をした。



「柊さん?大丈夫なの」



先生もすかさず駆けつけて来た。



「大丈夫です」



そんな中、必死にそう言う柊は本当に大丈夫だろうか。



打ち所が悪いのよ!ほんとドジね。



そんなんでケガしたらどうすんのよ。
< 115 / 221 >

この作品をシェア

pagetop