私があなたであなたが私!?
「ん?」
私は落としたスクールバックを拾いながら気づいた。
そう言えばあのダンボールに入ってる猫ちゃん、大丈夫かな?
私は心配になって鳥居をくぐり、神社の中に入った。
中央に愛媛みかんのダンボールが置かれていて、中からは子猫の鳴き声がしていた。
私は恐る恐る近づいてダンボールの中をのぞいた。
すると中には可愛いらしーいとら猫が入ってた!
灰色と黒のとら猫で瞳はブルーだ。
とても高そうな猫みたいに見える。
「可愛い〜!」
私はもともと猫が好きだったためその子猫ちゃんをなでながらつぶやいた。
まだ生まれてそう経ってない。
大きさは私の手より少し大きいぐらいだ。
どうしよう!
飼いたいな〜
でもあの人もこの猫ちゃんが突然いなくなったら困るかもしれないし…
私は必死で悩んだ。
う〜ん
これからマメに餌をあげにこよう!
それでお母さんに聞いてOKでたら飼うことにしよう。
私はそう決めるとスクっと立って
「バイバイ猫ちゃん」
と言って、子猫に手をふる。
そして私は帰り道をゆっくりと歩きながら、(また会えるかな)なんて考えてた。
ほんと、また会えたらいいな。