私があなたであなたが私!?
自覚してからはパニックだった。
ヤバいわ、ヤバいわ!
女でも容赦しないって何?瑠璃、殴られるの?
嫌よ、そんなの絶対拒否だわ!
その間にも奴らはじりじりこちらに向かってくる。
それから逃れるように後ずさっていた。
「えーと……、まずは落ち着きましょう?瑠璃ちゃんと謝るから」
何とか可愛い笑顔で言ってみるが、奴らにはもう耳がないらしい。
頭にきすぎて、何の言葉も届かない。