私があなたであなたが私!?




「えっ……?」



恐る恐る振り返った柊を尊敬の眼差しで見つめる。



あんなにカッコいい人、この方しかいないわ!



そうよ、そうだわ!



男なんかろくでもないのばっか。



でもこの方は違う。



瑠璃を悪者から助けてくれる王子様!



いえ、瑠璃のナイト様!



憧れの王子様はこんな近くにいたのね……。



瑠璃は熱い眼差しを振り返った柊に向けた。



それなのに瑠璃ったら、今までどうしてあんなに酷い事を……。



「あ、あの!」
< 159 / 221 >

この作品をシェア

pagetop