私があなたであなたが私!?
瑠璃は一息ついて思いっきって言ってみた。
「姉貴と呼ばせてもらってもいいですか!?」
「……へっ?」
あまりに突然の事に柊はすっとんきょうな声をあげた。
しかしそのまま瑠璃は続ける。
「た、助けていただいてありがとうございました!それで実はそんな姿に憧れてしまったのです」
キラキラ目を輝かせながら柊を見つめる。
「は、はあ……」
柊は汗をかきながら瑠璃を見る。
「でもさっきのは気にしないで。明らかにあっちが悪いんだし」