私があなたであなたが私!?
「あのお好み焼き、本当に美味しかったです!」
すごく可愛らしい笑顔でその子は笑う。
するとだんだん自分も笑顔になってきた。
食べてくれたんだ。
「ありがとう」
「じゃあまた立ち寄らせていただきますね」
「えっ?」
「じゃあ」
そのまま天川瑠璃は走っていってしまった。
なんて行動が早い子……!
また来られたら千夏の事まで知られちゃうじゃない!
ていうかあたしもう知られちゃったし!
これはヤバいよね……?