私があなたであなたが私!?




あたしは一生懸命に掃除をしている千夏を見ながら思った。



「ぎゃああ゙!」



まああんな感じでさっきからしょっちゅう皿割ってますけども。



まあ大丈夫っしょ♪



ていうかもうちょっと可愛らしい叫び方は出来ないもんかねぇ。



「いいからいいから、千夏。置いといていいよ」



あたしはそう言いながら皿の破片を拾う。



「ほんとにごめんなさい!」



必死にあたふたする千夏。



そして申し訳なさそうに言った。



「ほんとに料理とか全然出来なくて!ほんっとうにすみません!」



いやいや皿運ぶのはそれ以前の問題だから!
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