私があなたであなたが私!?




そして今度は「うーん」と考えるように唸った。



「千夏には今まで言った事なかったのよね……。まあもう言っちゃうか」



えぇぇえ?



千夏に言った事をあたしが聞いちゃってもいいんだろうか?



どうしよ、どうしよ!



「実はお母さん、学生時代は――」



「いやっ、あのその」



やっぱりそんな事あたしが聞いちゃ駄目だ!



でも何て言えば―――



「ヤンキーだったのよぉ」
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