私があなたであなたが私!?




鼻血の止血の為、かなりの時間を費やした後、再びきちんと台を拭き始めた私だけども、今度は転けないようにと力が入る。



奥で薫さんがレジを整理するカチャカチャという音が聞こえた。



「あっそう言えば」



ふと薫さんが声を出した。



「さっき△△中学校の制服着た女の子が来てたなぁ」



同じ中学の人が!



こんなところまで来る人もいるんだなぁ。



それにしてもここに来られたら少しヤバくないだろうか……



もし私達がバイトしてるなんてバレたら――



「退学……」



そんなの嫌だーっ。



せっかく入れ替わって優さんが学校に行けてるのに…



それだけは阻止しなくちゃ!
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