私があなたであなたが私!?
ゆ、優??
誰なんでしょうか…
私はへっ?
といった顔で王子を見る。
すると王子の後ろに立っていた
あの綺麗な女の人が
「まさか…」
と苦笑いをしながら
こちらに来る。
「そんなわけが…………!!!?」
私の顔を見た彼女は
王子と同じように
目を見開き呆然とした。
「あたしにそっっくり!!!!」
へっ?あたし?
いやいや、こんな綺麗な人と
私が似てるわけが
ないじゃないですか♪
いやそれにしても
あたしってことは
この人、優って名前なんだ〜
優かぁ
なんか聞いたことが
あるような…
私はそんなことを思いながら
いそいでメガネを探して
かけた。
ほぁ〜
これが一番落ち着く〜
「すごい…
こんなに似てる人、
初めて見た!
優、知り合い?」
王子が座ってる私を
不思議そうに見ながら言う。
そんなに似てる?