私があなたであなたが私!?
それにしても本当に
バレていないなんて!
これはけっこう楽しいですね〜
ふっふっふ。
とは言っても私じゃ何もできないのですが……
それに私は一応、優さんなんだし!余計なことしたら優さんにも迷惑がかかってしまう!
とりあえず私は優さんの言うとおりに勉強とかを頑張ればいいのかな?
なら優さんのために
いや、友達のために
頑張るのよ、千夏ぅぅ!!
私は拳を高くあげ、握りしめた。
あぁ、友達の役に立てるってこんなに気持ちのいいことなんだ〜♪
私はニタァっと笑った。
「そんなに嬉しいのか柊!
そーかそーか。勉強は努力したらちゃんと出来るようになるんだ。君にも分かったようだなぁ。いやぁ本当によかったよかった」
松本先生がこちらを見て
微笑んでいる。
いかん!
またこのままの体制だった……
は、恥ずかしい!
私は顔を真っ赤にして
下をうつむいた。
そこでお決まりのチャイムが鳴った。