私があなたであなたが私!?
授業が始まると千夏はさっそくあたしが書いたノートを見てくれてるみたい。
頑張れ、千夏!
「えー…じゃあ柊。
この前言ったからここの復習はちゃんと出来てるだろう」
よし、さっそくきた!
千夏〜!!
「X=1、Y=4です」
千夏がそう答えた瞬間、教室がざわついたのが分かった。
ナイス千夏!!
はっはっは〜
見たか松セン!!
あたしは自分がやったことでもないのに「ふふふふふ」と笑いがこみ上げてきた。
「ちょ、なんか地味子、不気味に笑ってるんですけど。怖〜」
やばっ
笑い声がもれてた!
っていうか不気味だって〜?
私の怒りの火がメラメラと燃え上がった!
その時、教卓からすごい泣き声が。