ホスト☆ガール
……げっ
まさかさっそくバレた?!
と、そこに姉ちゃんが登場
した。
「「「「波瑠奈さん、
おはようございます!」」」」
姉ちゃ~ん、
やっぱりあたしがホストとか
無理があったよぉ…
あたしは、必死で姉ちゃんに
目でそれを伝えた。
すると、姉ちゃんはあたしの
方を全く見ず、にっこりした後
「響哉…、
あんた、あたしに本気でそれ
言ってる?」
「ひっ……」
栗色ヘアの人は、ひくひくと
頬をひきつらせた。
見ると、姉ちゃんは…
ブラックなオーラを醸し出し
ながら、悪魔のような微笑みを
浮かべている。
な、何、どうしたの……?
「や、やだなあ
波瑠奈さん、冗談ス…「響哉!
今日から1週間トイレそうじ
の刑!!」
…え?トイレ…そうじ??
「そ、そんなあ~」
ホストたちが、ドッと笑った。
栗色ヘアの人は…
肩をがっくり落としている。
あ…、
バレたんじゃなかったんだ。
焦ったあぁ…。
「はい、
じゃあ、今週のトイレそうじ係
も決まったとこで」
俊広さんが言った。
「夏輝は、まあ初めは当然
誰かのヘルプとして、ついて
もらって、色々学んでもらおう
と思うんだけど…
誰か、いける人いる?」