一生かくれんぼ
「でも、おじさんは指名手配される理由が分からないんでしょ。」
「まあな…」
「だったら間違いかもしれないでしょ!いつかやろうよレストラン!ワタシ、ウェイターするから!」
「お前せっかくT高校通ってるのにレストランのウェイターなんか、もったいないだろ。」
春川隆行はまた現実的な事を言った。
「もっいないかどうかは、ワタシが決める事でしょ!」
朋美の言う通りだ…
オレは絶対警察に捕まらない。
そして夢を叶えてやる。
そうは言ってもどうすれば、オレは解放されるのか…
警察は何でオレを捕まえようとするのか…
尾佐田は何者なんだ…
そんな事を考えている内に数日たち、オレのお金も底をついてきた…
何か自分から動かないといけない…
春川隆行は決心した。
そして、その決心を伝えようと朋美を呼んだ。