スター!!
-帰り道
二人ともしゃべらなかった。







ずっと無言。












すると、向こうから


「こーまちちゃぁーんー☆」
「み、瑞樹さん。」
「ゲッ、なんでようも?」








アハハッ
あからさますぎだな。














「今帰りなんだ?遅いネ?僕が迎えにいこうか?ようと一緒だなんて、心配だよ…」
「なっ……お前。」
「大丈夫ですよ?ようすけ、たよりになります。」












ようすけの顔が真っ赤になっていたことを、あたしは知らない。






「フー…ン
いつのまに、ようすけぇとか名前でよぶようになっちゃったの?ズルいよ…ようすけだけ」





プゥーと頬を膨らます、瑞樹さんはかわいい。







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