スター!!
「……………はい、すいません…じゃあ失礼します。」



はぁ~よかったぁ~
担任許してくれて…。


もうほんとどうしようかと思った。無断で休むとか私いい子ちゃんだからできないし…。




「ど?」
ようすけが聞いてきた。
「別に~」


「お前何組?」
「ん~?2組…」
ハッ…しまった。


「じゃあ小池か…
アイツゆるいもんな…」
「アンタ何組?」
「4…」

「じゃあ仲辻…?」

「そう…俺アイツ嫌いっつうか苦手…」
「アンタ学校きてる?」


「いってるわけねーじゃん」
「そんなんでいばられても…」
「楽しいか?」
「うん!めちゃくちゃ♪」



「………」
私なんかいったかな?
ようすけ顔真っ赤だ。



「お前初めて楽しそうに笑った…」
「え…」
「ココにきて笑ってたけどでも楽しそうに笑ってない…寂しく笑ってたけど…」

気付いてた…?
作り笑いしてたこと…。


「アンタなんか不思議な奴だな…」
「そうか?」




「じゃあさ…その…」
ぼそぼそと呟くように話す。
「明日から一緒に登下校しねぇか…?」
マジで??



「別にいいけどさ…」



「じ、じゃあな…」




何だよ…アイツ…



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