スター!!
「お姉ちゃんすごいや!!野球か何かやってたの?」「ん?お兄ちゃんに教わったの……」 
「そっか!そのお兄ちゃん上手なんだね!!」

ニコッとほほえむ、アタシ。

「もう一生会えないけどね……」




「おいっ!!俺もやらせろ!!」
ようすけ。

「さっきやんないっつったじゃん!」
「さっきはさっき、今は今。」
「屁理屈!」
「ハッ、へりくつで結構です。」





「あーぁ……ヤダヤダ屁理屈は……」
「うわっ子どもみてる前で嫌な奴。」
「何よ!!アンタこそ、そんな態度小さい子に悪影響だ!!!!!」





しばらく男の子は2人のやりとりを見ていた。
そして、
「お兄ちゃんもお姉ちゃんも2人とも、仲いいね!」


多分その子はまだ小さいし悪気がなかったんだと思う。
でも、つい反応してしまって、
「全然!!」
チッ
またこいつとハモッた。



「ほら!!仲いい♪」





う゛







「ほぉーら早くキャッチボールしよ?君、なんていう名前??」
「エト……堤龍太…………です…………」
ほっぺを真っ赤にしながら男の子はいった。




「そか、りゅうくんだね」「うん」
「お姉ちゃんはねー…」



「俺は陽介。久遠寺陽介っていうんだ!」
「ようすけお兄ちゃん…………?」
「んーん………ようお兄ちゃんってよぶんだ!!」
「うんわかった。ようお兄ちゃん♪」




おしっと満足気のようすけ。






って




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