学園(吟)
後に、三回。

それで限界だった。

五回もすれば、十分だと思うけどな。

「ふう」

俺は汗だくになりながらベッドの上で、横たわっている。

隣の吟ネエはお腹を摩りながら、俺の胸の上に顔を置いて横たわっている。

「吟ネエ、今日って、危険日?」

「もちろん」

「やっぱりそうなのね」

でも、一つ言えば、危険日でも安全日でも、子供が出来るのだ。

「まさか、今日だけとか思ってないか?」

「まさか、明日も今日と同じくらいするのか?」

「今までアチシに枷をつけてきた責任は取ってもらう」

一週間後には干からびてしまいそうだ。

「それでも、かまわない」

俺は吟ネエの髪を撫でる。

「ねえ、吟ネエ、もし、赤城が吟ネエを口説いてきたら、どうするの?」

「気になるか?」

「ああ」

「正直者だな。そうだなあ、一発くらい」

「するのね」

「でもまあ、アチシの足腰を立たないくらいにさせればいい。そうだろう?」

明らかに無理がありすぎる。

「頑張るかあ」

俺は吟ネエに口付けし、疲労感を負いながら、眠りの奥へと入っていった。
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