【実話】恋しくて
駐輪場に原付を置いて、電車でちょっとだけ遠出して、有名なイルミネーションを見に行った。
街路樹はイルミネーションで飾られ、大きなツリーもあった。
冬の澄んだ空にイルミネーションがより一層輝いていた。
周りはカップルだらけ。
あたし達も自然に手をつないだ。そしてコートのポケットにあたしの手を入れてくれた。
ヒデの手は暖かくて、冷たいあたしの手がじんわり暖まっていくようだった。
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