【実話】恋しくて

さよなら、ありがとう


ヒデと別れて数日たった。

あたしはヒデを思い出しては泣いてばかりいた。


雨が降った帰り道、雨に濡れながら帰った日もあった。


涙が出て、涙を見られたくなかったから。傘をさしていたくなかったから。


ずぶ濡れで帰ったあたしを見て、仲良しの姉はびっくりしていた。


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